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術後に起きた死生観の変化を振り返る

  • 奇妙な夢の記憶
  • 手術中か手術後かはっきり覚えていないのですが、その時に見た夢がすごく奇妙な感覚でしたので触れてみたいと思います。 唐突ですが、皆さんは臨死体験という言葉をご存知でしょうか。臨死体験とは、大きな病気や怪我、事故で瀕死の状態になった人が、死の淵から生還を果たす過程の中で非現実的な経験をするといったものを言います。例えば、神様を見るとか、いわゆる三途の川を見る、あるいは先に亡くなった死者に会うなど常識では考えられない経験を指します。体験談としては、芸能人の臨死体験をご覧になれば解りやすいと思います。近年の医学の進歩により、こういった体験談が増えているそうです。 また、瀕死の状態ではなく、全身麻酔中においても不思議体験をすることがあるらしく、私の場合はこちらの体験の可能性が高いのではないかと考えています。 私が受けた拡大胸腺摘出術は大きな失敗をしなければ、死の危険に直面する手術とまでは言えないものの、胸骨を切り開く訳ですから体に負担が掛かっていたことは間違い有りません。余談ですが、手術前の説明では15cmぐらい切り開くと説明を受けていましたが、術後痛みがなくなってから傷の長さを計るとなんと28cmもありました。説明の倍近く切られたかと思うとゾッとします。ですから、ひょっとしたら臨死体験と全身麻酔中の不思議体験と折衷的な体験だったかもしれません。
    いずれかはさておき、それでは下記に私が見た夢について触れます。

    私は、港が見下ろせる小高い場所にある、柵がついたデッキに立っていました。港にはとても大きな客船が泊まっており、船体から階段が港へ伸びていました。その大きな客船に向かって多くの人が列を成して並んでいます。そして、並んでいる人達が順番にその階段を登って乗船しているのです。とても多くの人が船に乗りこんでいます。既に乗り込んだ人達も甲板に立っているのが見えました。 列に加わっていない人もたくさんいて、船の近くで人集りのようになっていました。おそらく、見送りの為だと思いました。私も見送る側の感覚があり、船に乗りたいという気持ちは有りませんでした。多くの人が階段を登って乗船していく様を見て私は、「ああ、皆旅立つんだ―。」と強く思いました。

  • 限りのある命に対して強まる意識
  • <皆旅立つ>
    その時の『旅立つ』という感覚は、いわゆる観光旅行という感覚とは全く違う、『いつかは遠く離れた、違う世界に行く』という感覚です。そして、それに対して、ある種の納得というか、諦めというか、理解というか―、そういった感覚を抱いた時、目が覚めたと思います。そこはICUでした。 数日後一般病棟の病床で夢のことを思い出すと、あの船に乗った人々は人生を終えて死を迎えつつあるのではないか、そして、あの大きな客船は死後の世界へ行く為の乗り物ではなかったのか、という気がしてなりませんでした。
    <皆生きている>
    罹患、入院、手術という大きな経験、また、このような奇妙な夢を見たせいでしょうか、以後、命に対する感覚が大きく変わりました。 退院後の療養生活中、飼っていた犬が亡くなった時、今までに味わったことのない、ガックリと落ち込むような気持ちと、もっとちゃんと世話をしてあげればよかったという、強い後悔の気持ちが現れました。ペットや飼い犬に先立たれて落ち込む経験は罹患以前にも何度かありましたが、それとは比べ物にならない程の深刻な感覚でした。 また、家の周りでスズメやアリを見かけると、「ああ、皆生きているんだ―。」と、何とも言えない友愛精神というか同志というような感覚を持つようになっていました。 命に対してナイーブというかデリケートというか、一方的な愛着なのか、うまく表現できませんが、命に対する意識が強くなりました。
    <当たり前を有り難く思う>
    呼吸が出来ること、両目で見ることが出来ることなど、体が機能していることに対して、有り難さや喜びを感じる能力が芽生えました。退院後しばらくの間、朝起きる際には、今日は体が動いてくれるか、起き上がれるだろうか、目は開いてくれるのだろうか、という不安が続きました。これは、今まで自分が普通とか当たり前だと思っていたものに対する、不信感や恐怖心とも言えるでしょう。病気を通じて、健康の下に日常生活を送るということが、かけがえのないものであったことに気付く事が出来たのです。
    <時間とともに薄れゆくが忘れない>
    ところが勝手なもので、3年、5年と経過し、症状が軽度になり安定してきた現在では、退院直後程の気持ちを保ち続けているとは言えない自分がいます。症状が軽くなり安定してきたことを喜んでおきながらも、ついつい不摂生をしてしまう自分がいるのです。当たり前を有り難く思うことを忘れてはいけない、と自分自身に言い聞かせているのが現状です。

  • 素敵なお盆休みを
  • 今回は、時期がお盆ということもあり、最近の自分が忘れかけていた死生観について振り返る投稿にさせて頂きました。多少オカルトチックな文章もあったかもしれませんが、所詮、夢の話ということであしからず。それでは、素敵なお盆休みを。
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    • 29才の時、重症筋無力症と診断されました。
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